sirokuma.

健忘録

大人のメルヘンシリーズ和 雪の妖~怒りっぽい彼~ ネタバレ感想

 

久々に萌え転げるという現象を経験した気がする。雪兎とにかく可愛かったしヒロインが私的にすごく好みだったし、シナリオもよかったし個人的に今年ナンバーワンあげられるくらいよかった!!!

 

ネタバレがっつり感想ですのでご注意を。

 

 

 

 

 

 

 

 

・トラック1
大雨の夜ヒロインは雪兎の家を訪ねます。状況がよくわからないけど嵐だから雨宿りさせてくれって頼んだのかな?雪兎は男の家に上がり込むなんて常識的にありえないと断りますがヒロインの具合の悪そうな姿を見て仕方なく泊まらせてくれることに。口は悪いんですけど根は優しいんですね。薬師をしている雪兎はしっかり看病してくれます。


もう言葉や行動の節々から雪兎が優しい人間っていうのが伝わってきます。寒さを心配して火鉢を近くに寄せてあげたり、仕事を手伝うと気遣うヒロインを病人はちゃんと寝てろ諌めたりね。土門さんのトーンがこれまた絶妙で良きです。
寝てしまったヒロインの身体が一向に暖かくならないことに気づいた雪兎は仕方なくヒロインの布団に入り直に暖めてあげます。優しすぎる……ブックレットに女性が苦手って書いてあるのに見ず知らずの女性であるヒロインに対してここまでする雪兎は本当にやさしい。
いつの間にか寝てしまった雪兎。目が覚めて激しく動揺する雪兎が可愛い。ヒロインが起きたことにも気づかないくらいぐっすり寝られたのか?と聞くヒロインに

 

「そんなわけないだろ?!別に……ぐっすり寝られたわけじゃ……!昨日はお前のせいでなかなか寝られなかったから寝坊しただけだ!寝心地が良かったとかじゃないからな!!」

 

可愛い。゚(゚^ω^゚)゚。

 

「お前……笑ったりするんだな」
「いや……昨日からにこりともしないから……」
「…………笑うと結構可愛いんだな(超小声)」

 

いやあなたが可愛い。゚(゚^ω^゚)゚。。゚(゚^ω^゚)゚。。゚(゚^ω^゚)゚。。゚(゚^ω^゚)゚。

 

 

・トラック2
体調が回復するまでとヒロインを家に置いた雪兎。ヒロインの体調は相変わらずのようです。身体が冷たいのに元気そうってもしや……この時点でやっぱり色々察しますね。
なぜ自分の元に留まるのかと聞く雪兎に好きだからとさらっと答えるヒロイン。ファッ?!

案の定激しく動揺する雪兎可愛い。
女なんて大嫌いだ!という雪兎に男色なの?と聞くヒロインwwwwwwwwww笑いました。


名前で呼ぶな!→じゃあなんて呼べばいいの?→ねぇとかなぁで済ませろ!あなたは絶対ダメだ!夫婦みたいに思われるだろ!→何を言われたのかわからないけど観念して雪兎呼びを許可してもらったヒロイン(笑)何を言ったんだろうか……
薬師の仕事のことを褒められるとなんだか嬉しそうに語る雪兎はちょろい。ちょろ可愛い。雪兎は親にこの仕事を教わったのですね。

このトラックのお茶の下りがすっごく可愛いのでわたしの語彙力では表せません。実物聴きましょう(死)

 

 

・トラック3
仕事に行こうとする雪兎について行こうとするヒロイン。当然嫌がられますが引き下がるどころかベタベタくっつき出すヒロインwwww

離れろー!!!という雪兎の声がエコー。ほんといいコンビになってますね。


とにかくこの作品はヒロインがひたすら押せ押せでいくのが面白いです。仕事中も手伝おうと雪兎にくっついて回るものだからいろんな人に夫婦と間違われ買い物をすると夫婦茶碗を買おうとするヒロインwwwwwこういうタイプのヒロインだからこそツンツンした雪兎のそばにいられるのかもしれない。


ご飯を作るというヒロインを止めようとする雪兎ですが大根の煮物だと聞くと突然素直になり(こっからの土門さんのトーンは絶対聴くべき)


「いや……煮物で……頼む 味付けも……お前のいつもの感じで……」


「はっ?!あいつは嫁じゃないあいつは嫁じゃないあいつは嫁じゃない……!絶対に嫁にはしない絶対に嫁にはしない……!!!」

 

何こいつかわいくない?!(半ギレ)

 

飯が美味しすぎて飲みすぎた雪兎。ヒロインに酒を勧めますが口移しでなら♡って答えるヒロインほんとwwwww 立ち上がった拍子にヒロインを押し倒す雪兎。そのまま雪兎をホールドするヒロイン。雪兎はヒロインの身体がどこも冷たいことに気づきます。

 

 

・トラック4
季節は雪解けの季節。縁側でお茶を飲むヒロインと雪兎。春夏の植物の話をすると楽しみと答えるヒロインにいつまでいるつもりなんだよと笑いながら答える雪兎。このやりとりだけでも本当に二人の距離が近づいたんだなとわかりますね。完全に雪兎は心を許してる。


俺の嫁になるか?って唐突にプロポーズしてくる雪兎。ちゃんとけじめをつけようとするところが本当に誠実だし素敵。
女の子に抱きしめられるのも抱きしめるのも初めてだって?!?!(童貞フェチ)
こういうことは初夜まで云々言っている雪兎を無視して縁側で押し倒すヒロイン本当に歪みないwwwwなんとか布団に行って無事に初めてを済ませた二人。

気になったのがこれヒロインも初めてなんだろうか?とりあえず雪兎に余裕がなさすぎて入れた時痛くない?って最後に確認したくらいだったから結局どっちなのか分からなかった。でもきっと初めてだと思うんですよね~後でわかることだけどヒロインは雪山にずっと1人でいたっぽいし。

 

・トラック5
もっと早く素直になってればよかったと言う雪兎。初めてあった時からお前のことかわっ……やっぱり今のはなんでもないー!!!っていう雪兎のかわいさForever。しんどい。
どうしても好きだと言ってほしいヒロインに

 

「すきだよ……(超小声)はい終わり」


「だから……!好きだ。お前のこと。俺が今まで出会った人の中で一番愛しい人だと思ってる。」

 

はい無事昇天👼💫💫

 

雪兎が女が苦手になった理由は吹雪の日山小屋に避難していたら雪女が枕元に立っていたからだそう。あれっその雪女ってまさか……
そう言えばお前に少し似てたかもしれないなっていや気付こう雪兎!!!
雪女は若い男を氷漬けにするらしいぜーまあお前が雪女なわけないよなアハハって雪兎……ヤメロヤメロ……
案の定傷ついたヒロインは吹雪を起こし雪兎の元から去ってしまいます。やっぱりヒロインは雪女だったのね……

 

 

・トラック6
ヒロインの元へ謝りにきた雪兎ですが家に上げてもらえません。あの山小屋がヒロインの家だったんですね。なんとかドアを開けてもらいヒロインに何度も謝る雪兎。本当に誠実だし真面目だし優しいしこの上なくいい男なんだよなあ…… ちゃんと許すヒロインも優しい。
きちんと仲直りして、お互いの気持ちを確かめあって二人の家に帰ろう。ってところでめでたしめでたし。

 

 

・おまけトラック
雪兎を可愛い可愛い言うヒロインにおこな雪兎が可愛いなんて言えないようにしてやる!と普段とはちょっと立場が逆転した二人が見れますよ~

雪兎が音痴という事実が発覚するのが面白いwwwww絶妙に下手くそな歌なので是非聴いてみてほしいです。

 

 

・ステラワース特典

雪兎の頼まれごとを済ませるため外出していたヒロイン。帰りが遅かったこととお邪魔したお家で夜ご飯を済ませたことが気に食わない雪兎と嫉妬えっち……っていう感じかと思いきやどちらかといえば俺のそばから離れないでくれ……って雪兎に懇願される感じでした。雪兎可愛いよ雪兎。

 

 

 

KLAP!! 感想

 

 

ネタバレ注意⚠

 

 

 

 

 

 

楽しかったー!!!!

テンポよく、キャラ萌えもできてお手軽な萌え補給に最適のゲームでした。

特に大きなハズレキャラもおらず、ひたすら楽しんでやってました。調教シーンは絶対親の前ではできないな……と思いながら遠い目で見てた。あの「あっ……そこ……/////」みたいなセリフの数々が台本でどう文字にされていたのか想像しただけで笑ってしまう(ごめんなさい)声優さんお疲れ様でした。

 

 

 

 

橙真(CV 森久保祥太郎)

ツンデレ可愛い!!!短気だけど良きお兄ちゃんで片親のお母さんをすごく大事してて素敵だなあと思いました。先生への好意バレバレなの可愛いかよ……ひたすら可愛い。鼻が低い云々は正直笑ってしまった。そういや天狗だったね橙真。文化祭で夏樹くんが燈真が先生の話ばっかしてるって事を言おうとしてそれを照れて遮る燈真が最高に可愛い。唐突に男らしく告白してくるのもずるいし 手作りオムライスに大喜びする燈真も可愛いしもう燈真しんどいです…

ことある事に鼻が低いことを気にしてたけど人間的にはそのサイズのがいいと思います。遥みたいなのはNG。遥が最後いい人になってたのはびっくりしたけど根は悪いやつじゃないと思ってたので安心。問題はあの父親なんだよな……本当に胸糞悪いです。だからこそラストはスッキリしたし結婚ENDのお2人にはいつまでも幸せになって欲しいです。

 

カミル(CV 木村良平)

カミルくんの「先生しか欲しくない」ってセリフの破壊力について語り隊

ずるい。とにかくずるい。天然前回で訳分からんことばっか言ってるのに突然マジトーンになって告白してくるとことか文化祭の手の甲キッスとかずるくないですか?!?!300年生きてきて初恋が先生っていうのもずるくないですか?!?!(2回目)こんなん好きになるしかないじゃん……かわいすぎる……

吸血鬼の本能が先生がトリガーになって目覚めて先生の血にしか興味の無い吸血鬼ってちょっと最強過ぎない???私は勝てなかった。

一緒に吸血鬼になろうってそんな簡単に決められることじゃないし、先生が迷うのは当たり前で、そこをちゃんとカミルくんも理解した上で二人で悩んで出した結論って言うのがよかった。吸血鬼になってずっと一緒っていう安易な答えを出さなかったことにちょっと感動を覚えました。

 

駿河明人(CV 立花慎之介)

このエロガッパ!!!!!まさかほんとにやってしまう(言葉を選んだ結果)とは思わなかったよ!こういうキャラの醍醐味は誰にでも手を出すくせに主人公にだけは手を出せないところだと個人的に思ってるので心の底からガッカリした。貴重なCV立花慎之介枠が…… と思ってしまって好きな人ごめんなさい。

 

 

播磨奏(CV 岡本信彦)

 世界一可愛いおじいちゃん。前半はかなりのんびりというかゆったりした展開だったから油断してた。まさか猫又という設定をフルに使って切ない展開にしてくるとは……!

猫又=心残り(主人に最後に会えなかったこと)がある猫がなる=もう生きていない=主人の生まれ変わりのヒロインと出会う→少しづつ妖力が失われていく→猫に戻る→EDでなぜか人間に戻る(説明なし)

説明なんかいらないぜ!考えるな!感じろ!ってロックなスタイル嫌いじゃないです。

 

 

壮介(CV 梶裕貴)

萌え要素がそこかしこに転がってた。まず生意気意地悪野郎なのに一人称が「ボク」の時点でけっこうきてたけど、素直に褒められたりすると照れたりとか 口を開けば毒ばかりなのに先生に嫌われそうと思ったら叱られたあとの子供みたいにしょんぼりして嫌わないでってさり気なく態度に出してきたり お母さんからのプレゼントを失くしたら必死に探してたりとか、お母さんとの文通のためにレターセット探したりとかもうなんなの??可愛いかよ

段々懐いてきて楽しそうに先生に絡んできてたけど明人に指摘された気持ちを認めたくなくて急にツンツンしたりいざ先生がピンチの時は全力で守ってくれるし定期的に起こるファミレスでのやりとり(というかいちゃつき)もにやけた。

おばあちゃん本当にいいおばあちゃん……壮介が真相を知っておばあちゃんに当たってしまう気持ちも理解出来たから仲直り出来て本当によかった。3人で末永くお幸せに。

 

出雲紫苑(CV 杉田智和)

先生意外と(失礼)よかった!!貧乏神って設定をこういう風に生かしてくるとは……ヒロインが小さい時から見守ってる設定ずるい……

色々あったけどKlap仕様でハッピーエンドに持ってくのワロタ さすが歪みないKlapさん、、

 

 

 

 

 

猛獣たちとお姫様 感想

 

ネタバレ注意⚠

 

 

 

 

 

なんだろう……絶望的につまらない訳ではなかったけれど、眠気を誘うシナリオでしたね……何度寝落ちしたことか。典型的なオトメイトのゲームって感じでした。絵もいいし声優さんの演技も素晴らしいのにシナリオがどこか残念……っていつも通りのオトメイトやないかーい!!って一人目を終えた時に気づいた。

攻略制限かかってる組とかかってない組でシナリオの出来に差があったのでそれもちょっと残念でした。でもそれでもお釣りが来るくらいヘンリク、魔術師に萌えたのでやって良かったなあと思いました。結局キャラ萌えなのだ……(そこ)

あとね!これだけは言いたい!!モフモフがめんどくさい!!!!

アナログスティック壊れるかと思ったくらい動かしまくったしせめてゲージ制にしてくれればわかりやすかったのに、慣れるまで何度失敗したことか……まあこのゲームの売りの一つなのかもしれないけどもう少しオトメイトさんはミニゲームについて考えた方がいいと思う、切実に……(いろんなゲームを思い起こしながら)

まあ、なんだかんだ言いつつ楽しみましたけどね、階級学園終わったばかりだったので、箸休めには最適な感じでした。

 

 

 

 

 

 

ルドヴィク(CV 日野聡)

the 犬!と言った感じの性格で(犬だから当たり前か)、良くいえば真っ直ぐ、悪く言えばすぐ突っ走ってしまうルドヴィクがちゃんと成長していたのは良かった。ただ、絶望的にシナリオがつまらなくて何度も寝落ちしかけました。いや、きっとわたしにこのシナリオが合わなかっただけなんだろう……多分。ワンコ系男子なのにベッドインを匂わせる描写があったのが地雷で全く萌えることができませんでした。ごめん。ヤキモチ妬かれても あ、うん……くらいのリアクションで全く喜べず萌もせず淡々と√が終わってしまいました。何かがわたしと合わなかったんだろうね……(すいません)

 

ユゼフ(CV 羽多野渉)

ユゼフは……よかった!熊ってあの見た目で実は臆病っていう設定が生かされていて体は大きいのにはわわ(。>﹏<。)みたいな立ち絵が多くて可愛かった。臆病というか優しすぎるのもユゼフの良さでもあり弱さでもあるんでしょうね。マルクと和解できたのがすごく良かった。他ルートでは救済されないから……ユゼフだからこそ救済できたのかなーと。優しさでね。

EDの後山小屋のおじいさんの跡を継ぐために頑張る所もユゼフらしくて良かった。ユーリが女王に戻るのもなんか違うかなーと思っていたのでささやかな幸せを手に入れられて良かったです。

 

ミアーシュ(CV 代永翼)

動物たちがそれぞれユーリのところへ引き取られた理由があったけど、一二を争う重さだった気がするし背負ったものが重すぎて……ミアーシュは自分の身を守っただけで他の兄弟たちを助けることなどできなかったし、あのままカゴの中にいればミアーシュも死んでいたのでやっぱり判断は間違ってなかった気がします。でも罪悪感は消えないものだよなあ。

欲を言うと男の子バージョンのミアーシュが見たかった……最後までそのカッコかーい!って突っ込んでしまったよ。

 

 リシャルト(CV 諏訪部順一)

かっこいい。シンプルにかっこいい。the 王子って感じで(本当に王子だったけど)ひたすらかっこよかった。月明かりの下でダンス踊ってくれるとかほんとリシャルト is 王子。ずっとユーリを好きでいてくれた感じとか優しく見守ってる感じとかたまらないね!!他ルートで最終的にどこかへ行ってしまうのは彼には使命があったからなんだなぁ~。かっこよすぎる……

イグナツィが攻略できないのが勿体なさすぎる。

諏訪部さんのお声もピッタリで喋るたびキャーキャー言ってました。雨から庇ってくれるスチルとED後のダンスのスチルがお気に入り。末永くお幸せに。

 

ヘンリク(CV 木村良平)

可愛いかった。ひたすら可愛い……

ユーリのことが好きってことがダダ漏れなのも可愛いし何があってもユーリ一番のところも可愛い。真っ直ぐで素直で一途なヘンリクは本当に可愛い(何回でも言う)。最初から最後までユーリへの想いがぶれてないところが素敵だしヘンリク自身も成長できるシナリオで良かった。

この2人は身分もつりあってるし幼なじみみたいなものだし一番お似合いというか釣り合いのとれたカップルだなあと思いました。

あと、まあこれはシナリオが悪いと思うけれど父親との問題あっさり片付けすぎではないかと……えっ ほんとにこれでいいの?!と思ってしまった……

 

魔術師(CV 櫻井孝宏)

まあ攻略制限組だったので何かあると思っていたら案の定。まさかのドジっ子魔術師がラスボスパターンとかずるいね。ずるい。魔女に指示してる姿とかギャップメーター振り切ってて本当にかっこいいし、ユーリに絆されて好きになるうちにどんどん自分のしていることに対する葛藤というか、ユーリへの想いとの間で苦しんでるところがとても良かった。EDは……まあツッコミどころもあったけどみんなで幸せになれた感じが良かったのではないかと……無理やりまとめた感はこの際だから見なかったことにする()お幸せにね。

 

 

 

 

 

 

 

7'scarlet(セブンスカーレット) 感想

 

 

 

ネタバレ注意⚠

 7'scarlet

 

 

周りから聞く評判が芳しくないものばかりだったので、やる前からハードルが下がりきっていたためか意外と楽しめました。ただ、この後こういう展開だろうなあ……という予想は大体当たってしまうのでちょっと笑ってしまうくらいには先の展開が読めてしまったのが残念。オトメイトがミステリーをやろうとするといつもこうなるので、自分からハードルを上げていくスタイルはやめた方がいいのではといつも思います。ごめんなさい。

 

あとヒロインは好み分かれるかもしれません。私はあまりにも行動が間抜けすぎて途中から半笑いで眺めていたので好き嫌いとかいう感情はなかったけど、大体が

暗くなってきたけど急げば大丈夫だよねor行くな来るなって言われたけど付いてく→結果襲われるor巻き込まれる

 これがこのヒロインのテンプレ行動です。
お約束のように毎√繰り返すのでもしかしてこれはギャグでやってるのか?と疑問すら湧いてしまいました。でも、見た目はすごく可愛い。好み。

イラストは安心安全の倉花千夏さんなのでひたすら目の保養にできます。あと背景の禁足地へ向かうトンネルが怖かった。夢に出てきそう。

これだけあれこれ言っといてなんですが、真相√は割と好みだった。ご都合主義もなくああこの物語の核となるのはやっぱりこの人なんだなという説得力があって。
あとラスボスが被ってるお面が間抜けすぎて怖さゼロでした。猫って……

 

 

以下キャラ別感想です。

 

迦具土ヒノ(CV 島崎信長)
ヒロインと距離を縮めるために旅行に来たはずがほとんどの√でいつの間にかほかの男といい感じになられてる可哀想な幼なじみ。他ルートでもヒロインへの好き好きオーラが隠しきれてないのが可愛くもあり切なくもありました。

ヒノの過去で連続殺人犯にヒロインと閉じ込められた時の話、あれは連続殺人犯=カグラって解釈でいいのでしょうか、もしかしたらちゃんと本編で解説してくれていたのかもしれないけど一切記憶にない。ちなみに妹も記憶にないと申していたのでやはり説明がなかったんじゃないか(激おこ)
大学生にもなってヒロインの周りの男への対抗心を隠しきれていないところがヒノの可愛いところだと思いました(小並感)
私はすごく好きです、ヒノくん。

 

 

甘梨イソラ(CV 柿原徹也)

イチゴ嫌いなのにそんなにイチゴを食べさせようとしないでください……チャラ男だと思ったら好青年でまさかのヤンデレだ思ったらヤンデレというよりメンヘラが入っててとりあえずシナリオのぐちゃぐちゃ具合も合い重なってなんだか情緒不安定な人みたいに描かれてたのが残念。キャラ自体は好きなのにな。カフェ好きなので風厘カフェには是非行ってみたいなぁと思いました。
ヒノの時も思ったんですけどこれだけ過去の葛藤とかトラウマとか描いておきながらラスボス戦結局他人が解決してくれるの何とかならなかったのかな……自分で乗り越えてこそではないのかな……と思いました。

あと17歳ってことにびっくり。終盤の監禁場所とか食料とかどうやって17歳に用意できたんだろう、とか色々考えてしまうけどそこはセブスカクオリティなのであまり気にしないことにしておきます。

 

櫛奈雫トア(CV 森久保祥太郎)

ほうほうアイドルと一般人の格差恋愛か。ダメダメフリーターが実は世をときめくアイドルでした☆って展開がthe 乙女ゲーって感じだなあくらいにしか思ってなかったトアくん。

本番は真相√からだった。 実は彼がもう1人の屍者でしたという。出会った時にはもう死んでたなんて悲しすぎるし、それを必死に隠して人を殺めたい欲望を押さえつけライブのためにひたすら頑張っていた彼の優しさが辛い。真相やった後だとあのふわっとした感じの一周目すら切なくなってくる。ああ、あの後黙って姿を消してしまうんだろうな……っていう悲しさ。本当に優しすぎて、なんでよりにもよってこのキャラにこんな辛い設定盛り込んだ?!わりと理不尽なシナリオなんだからこういうところご都合主義にしたれよ!!なんでこんな変なとこ現実的なんだよ!!!と悲しくなった。彼の幸せを願わずにはいられない。そしてユアちゃんもね……二人まとめて幸せになっておくれ……

 

 

建比良ソウスケ(CV 沢城千春)

なぜか彼だけ攻略時のメモが消えていてほぼ感想がない……

覚えている範囲で言うと、縁日の金魚すくいと射的のやり取りは笑いました。可愛かった。

攻略制限があるだけあって、色々核心に近いルートだった。お父さんとの話はなんだか心が切なくなりました。

 

叢雲ユヅキ(CV 三木眞一郎)

名前読めないよ!!!(このゲームの登場人物はわりとみんなそう)
とりあえずちょろかった。 もう一度言う、ちょろかった。たぶんこのゲームで一番ちょろかったんじゃないだろうか。他ルートで散々謎フラグ立ててたから尚更、気がついたら向こうが好きになってて笑った。まさかの26歳でびっくり。32くらい行ってるように見えなくもない……よく見たらスーツじゃなくてジーパン履いてるところが可愛い。そして意外と萌えましたね、山小屋?に監禁されたところを必死で助けに来てくれた所はきゅんとした。

 

ハナテ(CV 緑川光)

この記事書くまでハテナって勘違いしていた。ハナテくんなのね……(紛らわしい)

賛否両論あるエンディングかもしれないけれど、これがハナテにとって一番いい終わり方なのだと思いました。トアも救済されなかったしね、悲しいけれどもう死んでしまった人だからこれ以上ヒロインのそばにいても辛くなる一方なのではと。

とても素敵な人だなと思いました。結局ヒロインを見捨てられなかったところとか、根本的に優しすぎるんでしょうね。エンディングムービーの一輪の花が綺麗でした。

 

 

 

手放しでオススメはできないけれど、期待値を上げなければ楽しめるのではないでしょうか。グラフィックもムービーもとても綺麗だし乙女ゲームもここまで進化したんだなあ……と思いました。